バンクーバーの留学先としてのメリットとデメリットを知りたい。留学先は色々とある中でカナダが気になっているけど、本当に他の国ではなくて、カナダのバンクーバーで後悔しないかな。
こういった留学前に抱える、留学先についての悩みにお答えします。
本記事の内容
- 特別な理由がない限り、バンクーバーは留学先としておすすめ
- カナダバンクーバーへ留学するメリットとデメリット
- 留学先を決めたら、準備とともに英語学習をスタートさせる
私はバンクーバー長期留学、マルタ短期留学、アメリカでの勤務を経て、現在イギリス在住。
カナダでの留学を、欧州留学、イギリス生活、そしてアメリカ生活と比較して考えることができます。
そして、就職後も1週間の夏季休暇を利用して、バンクーバーの語学学校+住んでいたホームステイ先に超短期留学するためにバンクーバーへも渡ったほど、バンクーバー愛好家でもあります。
私も留学先がバンクーバーで良いか悩みましたが、今では一番好きな場所になりました。
特別な理由がない限り、カナダのバンクーバーは留学先としておすすめ
結論として、カナダは暮らす上でも、勉強する上でも総合的に留学に適した国だと思います。カナダ、特にバンクーバーは程良い都会具合に、大自然に恵まれた国で、安全性など考慮しても暮らす上で申し分ない国です。
特別な理由というと、語学留学を目的とされる方であれば、例えば欧州(スペイン、イタリア、フランスなど)の人と語学学校で交流したい、という期待は持てないと思います。そうした方はイギリスやマルタなどのエリアでの留学にする必要があります。
後述しますが、バンクーバーには欧州からの留学生は非常に少ないです。私のクラスにはスイス人がいましたが、稀だと思います。
そうした特別な理由がない限りは、バンクーバーは住みやすさ、という点において、右に出る留学先はないのではと思います。そして留学生活を充実させてくれる環境があります。
カナダへ留学するメリットとデメリット
箇条書きでまとめます。
メリット
- 環境面での過ごしやすさ
- アジア系のお店も多く、食べ物にも困らない
- コスト面
デメリット
- アジア系の留学生が集まりがち
- 大都会での遊びたい
環境面での過ごしやすさ
バンクーバー は環境面で本当に暮らしやすい。
夏は半袖で過ごすに丁度良い気温で、冬は寒いですが雪が積るなどは稀にしかありません。日本の夏に鬱陶しい蚊やゴキブリもいないため、害虫嫌いな方には最高のエリアです。
冬は雨季に入りますが、公共手段もバスが充実しているので困りません。冬だけの短期留学という場合はバンクーバーの良い部分を感じにくいかもしれませんが、一年の長期留学、春から秋にかけての半年の留学であれば、気にすることも無いレベルです。
下記はバンクーバーの年間降水量(棒グラフ)ですが、東京と比較しても降水量の多い月は少なく、東京よりも降っていないことがわかります。私も正直そんなに雨降ってたかな、という感覚です。
街と自然の融合がたまらない
バンクーバーは街と大自然が目と鼻の先の距離に位置しており、どちらの環境も堪能できます。
多くの語学学校はバンクーバー中心街(ダウンタウン)に集まっており、そこではレストランやバーも多く、またショッピングも楽しむことができ、一通り生活に必要なものは学校周辺に揃っています。
また、その中心街から歩いていける距離にスタンレーパークという広大な自然公園が広がっています。日本からバンクーバーへ渡り、この自然と高層ビルの融合を見たときは、初めて見る光景に感動したことを憶えています。
ホームステイ先も多いノースバンクーバー
ホームステイ先はダウンタウンよりも、バスやシーバス(フェリー)で移動したノースバンクーバーに多いです。
このノースバンクーバーは更に自然の広がるエリアです。ここがまた良いエリアで学校が終わった放課後に、バスやシーバスに乗って、自然の中を帰っていく解放感を忘れることができず、バンクーバーを再訪したほどです。
ちなみにホームステイ先の庭に冬眠のために移動する熊の家族(3匹)が現れました。かなり驚きましたが、ホームステイマザーはこんな経験ないから静かに窓から観察しときな!と至って平常心でした。
アジア系のお店も多く、食べ物にも困らない
移民の国でもあり、且つバンクーバーへの留学生は比較的アジア系(日本、韓国、台湾)、南米(ブラジル、メキシコ)から多く集まっている傾向があります。
そのため、語学学校が集まる周辺には日系、韓国系レストランやスーパーも揃っていて、サンドイッチだけじゃなくて、ちょっとアジアンな米料理も食べたいな、となった時にも困ることはありません。
場所も留学生が集まるエリアに集まっており、学校から徒歩圏内に全てが揃っています。
しかも、ラーメン、牛丼や日本食居酒屋なども、日本で食べるものと遜色がないところも多く、且つイギリスなどと比較しても非常にリーズナブルに楽しめることも利点です。
1年くらい日本食、アジア食がなくても、、と感じる人もいると思いますが、結構大切です。私は韓国人の友人に多く出会い、韓国飯にどハマりして、カナダ 飯以外にものめり込みました。
コスト面
留学費用を少しでも抑えたい方、且つ欧米の留学先を選びたいなら、カナダは比較的コストを抑えての留学が可能です。それは留学に関わる費用(語学学校、ホームステイなど)もそうですが、バンクーバーでの生活費はイギリス(特にロンドン)とは安いことが魅力です。
例えば、イギリスに関して言えば、外食コストも非常に高いです。一度ランチに行けば£10-15なんて料金はザラにあります。カナダも外食は安く無いですが、イギリスポンドはいつでも強いです。2022年現時点の為替レートは£1.00=161円、それに対して$1.00=101円です。そして消費税もイギリス20%に対して、カナダは7%と倍以上することを考えると自ずと支出が増えます。
続いてデメリットも見ていきましょう。
アジア系、特に日本人留学生が集まりがち
カナダバンクーバーは留学先としてとても人気で、メリットからもわかるようにアジア人にとってとても住みやすいので、アジア、日本から留学生が多く集まります。
このことから、例えばクラスメイトも10人中、日本人が3人、韓国、台湾人が5人、ブラジル人1名、メキシコ人1名という具合のクラスになることが多いと思います。欧州からのバンクーバーへの留学生はそこまで多くないので、スイス人がふらっと混ざったりする程度かと思います。
そのため、入り口を間違えると、日本語だけで生活するなんてことになる可能性もあります。
ただ、結局どこの留学先に行っても日本人はいます。このデメリットは自分の意思と行動力でどうとでもなりますので、あまり気にすべきとことではありません。
最初に強い意志を持って日本語を話さないスタンスを貫くべき
しかしながら、日本人が多いから英語が上達しないということはなく、特に問題はありません。最初に、私は英語しか話さない、という意思を持っていれば、日本語で話しかけてくる人はいません。
この人は絶対に日本語を話さない、と理解してもらうことができれば良いんです。
周りの日本人と本当は英語で話したい、でも日本人二人きりなのに英語で話すのなんか気まづい。
周りの日本人もこうした気持ちでいると思います。みんなバンクーバーって日本人が多いって聞いてるけど大丈夫かな、と思っているので、日本人二人きりでも、英語を話すことで逆に安心する空気が流れるので安心して下さい。
一度日本人二人きりで英語を話してしまえば、そこでその二人には日本語を話さないという暗黙のルールが出来上がりますので、日本人が多いから英語を話す機会が失われるというのは、自分の意思でどうにでもなります。
私はバンクーバーで友人通しでは1度も日本語を使わないということをやり通せました。
語学学校にアジア人が多いことはデメリットなのか。
アジア人が語学学校にめちゃくちゃ多いことはその通りです。
逆にマルタの語学学校では日本人も少なく、クラスメイトはスペイン、イタリア、フランスやトルコ、ロシアなどが多く、バンクーバーに多い韓国、台湾からの留学生は少ないということが事実です。
欧州の留学生と友達になりたい!という目的がある人はもう迷わずマルタに行ってください。速攻で目標達成します。しかしながら、英語を主体に考えた際、別にアジア人留学生と英語を話す機会が多いか、欧州留学生と英語を話す機会が多いかは全然関係ないと思います。
私は韓国人との飲みの場で英語を話す機会をたくさん得ることができ、彼らの文化もたくさん学ぶことができました。
そして、目的って留学生とずっと一緒にいることが目的ではないはず。短期留学ならそれもありですが、長期留学であれば語学学校だけでなく、色んなイベントを通じて、外に飛び出せば自ずとカナダ人やその他の国の人との交流が増えるものです。
語学学校にアジアからの留学生が多くとも、バンクーバーは広くたくさんの人がいますので、自分の活動次第で多くの人と知り合う機会が得られますので、アジア人が多いことを不安視される必要はないと思います。
大都会で遊びたい
例えば、日頃からニューヨークやロンドンみたいな都会に繰り出したい、そうした派手な文化の中で過ごしたい、という期待がある人には向いていません。そうした刺激を求めている人は、バンクーバーでの生活には飽きてしまうと思います。
しかしながら、イギリスに留学してもロンドン近郊の学校を選ぶ場合は、それ相当のリビングコストがかかります。大都会での遊びに期待してイギリスを選んでも実際にはロンドン中心地で遊ぶということは少ないのかなと思います。
バンクーバーの良いところは間違いなく自然と程よい都会の融合です。英語を学びながら、自然の中で過ごし、夜は語学学校の近くのレストランでみんなでワイワイできる環境が揃っている。私は住む分にはバンクーバーくらいの都市感が本当に住みやすいと思います。
結論留学先としてのバンクーバーは大きなデメリットが見当たらない
留学先としてバンクーバーを検討している人は何かしらポジティブなイメージを持って選んでいると思います。そのポジティブなイメージに誤りはないと思いますので、留学先はバンクーバーに決めてしまい、留学先に対する不安を払拭させて次のステップに向かうことができればと思います。
バンクーバーのメリットは本当に素晴らしい、デメリットは自著努力で何とでもなる
バンクーバーの過ごしやすさは折り紙付きです。語学学校のあるバンクーバー市街、ホームステイ先が多くさらに自然に溢れるノースバンクーバーなど、留学先として好きになり、そしてあなたにとってまた訪れたい故郷のような場所になると思います。
日本人が多い、アジアからの留学生が多いというデメリットについては、確かにバンクーバーは他の留学先と比較して多いかもしれません。しかしながら、一般的に留学先として人気のエリアではゼロになることはありません。日本語を話してしまうなどの不安要素は、日本人の多い少ないにかかわらず、自分の意識次第で変わるものと思います。
留学先を決めたら、準備とともに英語学習をスタートさせる
留学先を決めたら、あとは留学準備を進めるだけです。
留学準備、友達との送別会など色々あるかもしれませんが、大きくこの二つを決めて進めて行きましょう。
- 無料留学エージェントを選んで、ビザや現地での生活準備を進めていく
- 語学勉強を開始させて、語学留学のスタートダッシュを切る
語学留学は行くと決めたその日から始まっています。バンクーバーに到着してから英語の勉強を始めようという気持ちと、今すぐ準備を始めようという意気込みでは、留学後の結果に大きな差が出ます。
それぞれ下記の記事に纏めていますので、参考になれば幸いです。
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