【失敗しないための勉強法】留学前に英語を話せない・できないと悩んでいる人が準備しておきたいこと 

海外留学することを決めた、これから留学することを検討している方で英語が現時点では話せないけど大丈夫かな、と不安に思っている方も多いと思います。英語ができない!と不安に感じている方に、まず何を準備したら良いのかについて記事にしました。

  • 留学に行くことは決めたけど、出発するまでに準備しておくべきことは何?
  • 英語に不安を感じていているけど、少しでも留学先で良いスタートを切りたい
  • 留学したけど結局英語が話せないまま帰国してしまった、なんてことは避けたい
オキドキー

私は海外勤務歴3年目、ロンドン在住。カナダに1年間の留学をしておりました。ちなみに留学の際に初受験したTOEICは320点。英語がさっぱりできなかった私の実体験から、留学で英語力向上を目指す方の不安解消にお役に立てるかと思います

目次

失敗しない留学のスタートを切るために

留学に行くと決めたその日から、とにかく英語に触れる時間を増やしましょう。シンプルですが留学の時間を有意義にするためには超重要なことです。

皆さんの留学の目的って何でしょうか。英語力を上げる、世界中に友達を作りたい、異文化の人たちと交流したい、など色々あると思いますが、最大の目的は英語を話せるようになる、ということだと思います。

同じ期間留学したら、全員が同じゴールに到達するわけではない

留学先でひたすらに英語を話し、勉強すれば1年後には英語が話せるようになる、というのはある程度あるかもしれませんが、そのゴール、到達地点は全員が同じなわけではありません。

スタート地点が少しでも進んでいれば、留学先で勉強できる内容も変わってきます。

高い留学費用を払って留学するのですから、日本でできることは日本で終えて、少しでもスタート地点を進められるように、英語に触れておきましょう。

留学前に具体的に勉強してくること

留学後の時間を少しでも有益な時間にしたい、スタートダッシュさせたいという方は先ずは文法を一からやり直してみてください。一からという言葉通り、それもこんな簡単なとこから?と思うようなレベルからです。具体的には現在形の使い方からやり直すということです。

英語が話せない、できないと留学前に悩んでいる方が先ず克服すべきこと

  • 文法を正しく理解する
  • 語彙数を増やす
  • 英文に多く触れる
  • フォニックスを理解しておく
  • 自信をつける

留学前に文法を一から勉強してこなかった場合

文法を一から勉強してこなかった場合には、留学先で一から文法を勉強することになります。語学学校でもクラスも一番下のクラスに入り、朝9時から午後3時頃まで簡単な文法を学習するということに時間を費やすことになります。

それでは、それぞれの勉強方法についてご紹介していきましょう。

※無料体験を利用して英語学習を日課にしてみる

英語を話せる、聞けるようになるためには、英語に毎日触れることが大切です。毎日短い時間で行えるリクルートが提供するスタディサプリなら、スマホ1台で早速英語に触れる習慣をつくることができます。スタディサプリでは日常会話をアニメーションに沿って、シャドーイング(聞いたことを口ずさむ学習)やディクテーション(聞いたことを書き取る)を使って英語を学習することが可能です。1週間の無料体験がるので、自分にあった方法を探す入口にしても良いと思います。

文法を正しく理解する

留学前には一から英語の文法を学び直すということをオススメします。

現在形からやり直す、というレベルから学ぶことが大切です。中学、高校から英語を学んできた人が多いと思いますが、自分が思っている程、基礎の部分を理解できていません。

リスニングもスピーキングも全ては文法の上に成り立っています。留学先では英語にどっぷりつかる生活をされることで、英語の音には慣れてくると思います。しかしながら、耳が慣れても文法を理解できていないと、内容が理解できません。これでは英語を聞き取れたとは言えません。

文法に時間を充てることは遅かれ早かれやってきます、これはマストです。それなら日本でやっておきましょう。留学前に文法を勉強しておけば、留学先で文法学習の独学に時間を費やす必要がなくなり、他に時間を費やすことができます。

オキドキー

何から始めたら良いかわからない、と悩んでいる方はまず文法から取り掛かってみましょう。

Essential Grammar in Useを使う

これから留学前に文法を学習する方向けの英文法書ではEssential Grammar in Useがオススメです。全世界で発行される文法書のベストセラー本です。

英語で英語を学ぶ 留学前の文法学習入り口として最適です

  • 英語で英文法を学ぶことができる
  • 中学生レベルの英語力があれば問題無くやり遂げられる
  • 留学後も会話で使える例文、フレーズもあわせて学ぶことができる

イギリスのケンブリッジ大学が出版している洋書のため全文英語ですが、簡単な英語で記載された文法書ですのでスラスラ進めることができます。また、見開き1ページに解説、もう1ページに簡単な問題という構成になっていますので、時間をかけずに網羅することが可能です。これを1冊留学前にやり遂げることを目標にすれば、英語で英語を学ぶトレーニングにもなり、文法も一通り学ぶことができます。

問題集ですので、実際に本での購入がオススメです。

Amazon US/UKでEssential Grammar in Useを購入する

オキドキー

Essential Grammar in Useは私がカナダへ語学留学した際の最初の1か月で使用を致しました。私は残念ながら日本で学習を怠った身で、一番最初の語学学校のクラスは最下位のクラスでした。逆にそれが励みになり、語学学校から頂いたEssential Grammar in Useを1ヵ月目にやりこみ、英語力の土台となりました。

日本語で通学中、通勤中に学びたいならこちらもオススメ

Essential Grammar in Useは比較的大きな参考書で、且つ問題集的な要素もあるいため、E-bookなどではなく実際に本として利用した方が良いです。が、そうなると持ち運びには適していません。文法は移動中に済ませたい、という方にはこちらもオススメです。

語彙数を増やす

単語も留学出発までに少しずつ覚えていきましょう。単語は移動中などスキマ時間に覚える、英語に触れる中で(リーディングや今日あったことを英語で考えてみるなど)、わからない単語に出会った際に覚えるということが鉄則です。

  • アプリで駅までの移動中、電車での移動中に単語を覚える
  • 英語の活字を読む⇒初見単語をマーカーでマーク⇒写メ⇒電車で意味を調べる
  • 入浴中に出来事を頭の中で英語にしてみる⇒わからなかった単語をチェック

単語の暗記は継続が大切です。机に座って単語帳とにらめっこするよりも、五感をフル活用してスキマ時間に効率よく語彙数を増やしていくことをオススメします。

アプリで駅までの移動中、電車での移動中に単語を覚える

移動中にオススメの単語の覚え方はキクタンのチャンツという機能を使うことです。キクタンシリーズの単語帳は「目」だけでなく「口」「耳」「手」をフル活用して記憶する仕組みの単語帳になっています。

キクタンでチャンツという音声をダウンロードできます。チャンツとは一定のリズムで英単語を流して覚えていく学習法です。英語⇒日本語⇒英語という順序でリズムよく流してくれるため、移動中に耳と口を使って覚えていくことが可能です。単語帳とだけにらめっこするのではなく、こうした音声を使うことで、効率良く暗記をすることができます。

しかも1日16単語という設定が組まれているので、無理なく続けられます。1日16単語でも1週間続ければ100単語を超えます。チャンツで単語の意味を覚えて、単語帳でフレーズも覚えていくということを続けていけば、確実に身になっていくもの、単語は継続です。地道に頑張りましょう。

音声アプリが無料でダウンロード可能

まさかと思いますが、キクタンを発行しているアルク社のスマホアプリ「語学のオトモALCO(アルコ)」(無料)、もしくは英語学習アプリbooco(無料)をダウンロードして、キクタンの音声を選べば、無料で使用できます。しかも、一部のみかと思っていたら、全てのチャンツを利用可能です。

私は英検を受験したことがないので、この無料アプリを使って、英検版のチャンツを利用しています。これを利用しない理由が見つかりません、アルクさんに感謝です。

英語学習アプリALCOをダウンロード

英語学習アプリboocoをダウンロード

英語の活字を読む⇒初見単語をマーカーでマーク⇒写メ⇒電車で意味を調べる

次の項目でリーディングをすることを記載していますが、その際にわからなかった単語に必ず出会います。その際に調べるのは、移動中などのスキマ時間においておきましょう。リーディングの際はリーディングに集中する、わからない単語を都度調べていては英語を理解する力が養われません。

まとめて後で調べることで一気に検索できることと、読んだ際に想像した意味とリンクして、記憶を定着させてくれます。

入浴中に出来事を頭の中で英語にしてみる⇒わからなかった単語をチェック

日記を書くということも大切なのですが、長続きしないという方もいらっしゃると思います。私も長続きしない内の一人でしたが、お風呂に入っている際に、今日何をしたかな、どう思ったかなという内容を英語で考えてみましょう。その際にこれどういったら良いんだろう、という単語が出てきます。その単語を後で調べてノートに記載しておきましょう。

その単語はきっと自分がよく使う単語の内の一つになるはずです。

オキドキー

留学直前であれば先ずは文法と語彙を集中的にやってしまいましょう。

リーディングで英文に多く触れる

読んで理解できないものは聞いてもわからない、英語のリスニングは音声聞き取りに目がいきがちですが、英語を英語で理解する力をつけておかないと、内容を理解できません。

留学して毎日英語に触れていれば英語の音に慣れてきますが、英文を英文で理解するというトレーニングはリーディングで身に着けていく必要があります。

自分のレベルにあった本を選ぶ

本は自分の英語力にあった本を選びましょう。いきなり分厚い本を買っても挫折してしまうので、薄い本を1冊読み切るつもりでやってみてください。その中で分からなかった単語はおさえる、読んだままの順序で理解することを意識してください。

英語を例えば、Look at the cat sleeping under the table. という文章があったとします。この文章をテーブルの下に~、という風に後ろから訳して理解するのではなく、(Look at the cat) (sleeping under the table) 猫を見て、寝ている、テーブルの下で、という具合に理解していきます。

これは実際のリスニングを意識してのトレーニングです。話している最中に話したことを、日本語翻訳のように訳していたら、話についていけなくなってしまいます。

最終的には日本語に訳すのではなく英語を英語のまま理解するということが目標です。しかしそのためには、まずは上記のように理解するトレーニングをし、地道にリーディング量、リスニング量を増やしていく必要があります。

書籍ラダーシリーズを読み切ってみる

自分にあった本や新聞など何でも結構ですが、最初は薄めの本をオススメします。読了したという自信にも繋がります。下記のラダーシリーズはレベル1~5までわかれており、レベルに合わせたチョイスが可能です。

LEVEL 1 使用語彙 1,000語 TOEIC®テスト 300〜400点 英検 4級
LEVEL 2 使用語彙 1,300語 TOEIC®テスト 400〜500点 英検 3級
LEVEL 3 使用語彙 1,600語 TOEIC®テスト 500〜600点 英検 準2級
LEVEL 4 使用語彙 2,000語 TOEIC®テスト 600〜700点 英検 2級
LEVEL 5 使用語彙 制限無し TOEIC®テスト 700点以上 英検 英検準1級以上

海外でコミュニケーションを取る上で、外国の文化について話したり、日本の文化を教えたり、ということはとても大切です。英語の勉強と共に、外国、日本の文学を学ぶ機会にしてみても良いかと思います。

オキドキー

私も朝はTIMES紙、移動中にBBCニュースを聞いて日々トレーニングしています。

フォニックスを理解しておく

フォニックスとはアルファベットの音のことで、英単語を正しく発音をするために学ぶものです。このフォニックスは英語圏の子供が小学校で先ず学びます。

それだけ正しく発音するためにはフォニックスを理解することが大切ということなのですが、中学、高校でカタカナ英語、Rは下を巻く程度のことを学んできた私たち日本人です。留学先で現地人の英語を学びながら音を学んでいくだけでは、その矯正は非常に難しいです。

そのため、留学という実戦の場で発音をブラッシュアップできるよう、先ずは留学前にフォニックスを理解し、その準備運動を行っていくことで、スタートダッシュが可能です。

フォニックスとは?

日本の学校なら、Bag(バッグ)はカバンです、という具合に学ぶと思いますが、英語圏ではいきなり単語に手を出すのではなく、フォニックスというアルファベットが持つ音をを一つ一つ学んでから、結果その単語が読めるという流れで学んでいきます。

例えば、Bagという単語を例に挙げます。Bブ+Aア+Gグと一つ一つの単語のフォニックス(音)を学ぶことで、その単語の本来の音と共に理解していきます。私の息子も渡英して、このフォニックスを学んだことで、単語の意味はわからずとも、本を音読することができるようになりました。

フォニックスについて一通り頭に入れておく

発音は実際の暮らしの中で自身で発音して身に着けていくものです。逆を返すと、暮らしの中で使えないといつまでたってもジャパニーズ・イングリッシュから脱することができません。

興味本位というレベルからで良いので、フォニックスに実際に目を通して、口を動かすことが大切です。頭に入れて、口ずさむことをやっていれば、留学時のスピーキングの際にフォニックスが意識され、発音の向上に活かせるものだと思います。

フォニックスを口ずさむための参考書

下記にわかりやすくフォニックスを理解できる参考書をピックアップしました。イラスト多めで楽しく読み進めていくことができます。


オキドキー

息子は最初は”S”nake(”スッ、スッ”スネイク)といった具合にフォニックスを学び始め、今ではShやSprといった2文字、3文字のフォニックスまでマスターしています。子供は英語圏で英語を学んで発音が良くなる、ということが良く言われていますが、こうした発音から学ぶということに裏付けされたものだと思います。

自信をつける

最後に、これが英語ができない、と悩んでいる人の多くの人に当てはまることかもしれません。英語でコミュニケーションを取る上で、もちろん英語力は必要ですが、それと同時に英語を話すことに対する自信を持つことが大切です。

留学先で英語力をつけるためには、また留学先での醍醐味はいくらでも英語を話せる環境だということです。しかしながら、その環境下でも自分には英語力が無いことから、自分から発言・話しかけることが恥ずかしいというネガティブな思考になりがちです。これは本当に勿体ないです。

でもこの英語に関するポジティブな気持ちの持ちようって、英語のうまさ、というよりも英語を普段から誰かと話しているか、というところにつきると思っています。上手くない英語だけど、オンライン英会話で先生と普段から話している、とかという蓄積が前向きな姿勢を作ります。

オンライン英会話ならそこまでの費用をかけずとも、毎日25分間英語を話すことができますので、オススメです。

私が英国赴任前に利用していたオンライン英会話スクール

下記は私が英国赴任前に、1年間利用したオンライン英会話QQ Englishです。QQ Englishの良かった点は先生の質にバラつきがあまり見られなかった、という点です。オンライン英会話については別リンクでご説明したいと思います。

他社と比較して料金は少し高めですが、週1回のレッスンから毎日のレッスンまで選ぶことができますので自分の時間と予算に合わせて受講することができます。高いといっても通学型のスクールと比較すると10分の1以下の価格帯です。

本格的に開始する前に、無料レッスンが2回ついていますので、このQQ Englishも含め、ご自身で色々なオンライン英会話を試してみてください。




オキドキー

色々なオンライン英会話があり、それぞれ特色がありますが、留学前ということに限定すれば、カリキュラム云々よりも、コストを抑えて、且つ良質に話す機会を得られるところを選べればよいと思います。

以上、留学前スタートダッシュに向けたモチベーションアップとなってもらえれば嬉しいです。

※自分の現在地を理解するためにTOEICを受験することも、自分のためになりますのであわせて読んでみてください。

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